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コンデンサ式抵抗溶接機による固相接合技術

数10msという短時間で大電流を通電し、接合部に生じる熱で金属を軟化させ、加圧によって軟化した金属同士を固相接合させる技術です。高トルク・高同軸精度の接合、大口径接合に適しています。

採用実績

自動車・バイクの駆動系部品の製造
トランスミッション部品、トルクコンバータ部品、プーリーなど

特長

  • コンデンサ式抵抗溶接機を用いるため低容量の受電設備で導入可能
  • 消耗品が少なく、ランニングコスト低減
  • 高スループットであり、高い生産性を実現
  • 円周状の接合部分の全周を一瞬で接合するため、歪みの小さな接合状態を実現
  • リングマッシュ接合時に継手同士で同軸矯正され、高同軸精度を達成

技術概要

電流と加圧力で塑性流動させて金属表面の酸化皮膜を除去し、母材同士を密着させることで接合させます。
接合は融点以下で行われる固相接合です。
接合部界面に隙間は無く、母材以上の引張強度、疲労強度が得られます。

応用分野・将来性

複数回通電して焼戻しを行うことで中炭素鋼以上の鋼の接合が可能です。

また、異種金属接合、例えばアルミニウム合金と鉄鋼材料の接合も可能です。
コンデンサ式抵抗溶接機は発熱が瞬間的であるため、脆い中間化合物の成長を抑制できます。

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