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クロストーク vol.01

働きやすさ、やりがい、挑戦。
社長×中堅社員 
オリジン社員座談会

オリジン採用ページ初めての試み、社長と社員4人によるクロストーク。
普段なかなか話すことのない稲葉社長と4人の社員がオリジンの風土や仕事のやりがい、
これからオリジンに必要なものについてフランクな雰囲気の中で語り合ってもらいました。

対談メンバー

K.S.
ケミトロニクス事業部 技術部
技術課/2011年入社K.S.
F.Y.
コンポーネント事業部 営業部
営業課/2015年入社F.Y.
K.R.
メカトロニクス事業部 技術部
技術1課/2005年入社K.R.
M.H.
エレクトロニクス事業部 技術部
高圧設計1グループ/2008年入社M.H.
稲葉英樹
株式会社オリジン代表取締役社長
1987年入社稲葉英樹

対談メンバー

対談テーマ

働きやすさ、やりがい、挑戦。

テーマ1風通しのよさは一番のオリジンらしさ?

K.S.K.S.
まずは一人ひとりどんな仕事をしているかお話ししましょうか。私はケミトロニクス事業部に所属しており、自動車や建材などに使われる塗料の改良・開発をしています。また、お客様の製造現場で不具合が発生した際の対応や、なぜ不具合が生じたのか、どうしたら改善できるのかなどの分析・検討も行っています。
F.Y.F.Y.
私はコンポーネント事業部の営業部に所属しています。国内外の複写機メーカーやATMメーカーへ、主に特殊ベアリングを販売しています。コピー機やATMの中で紙や紙幣を送る際に使われるベアリングです。今回のメンバーの中では唯一の中途採用での入社です。
K.R.K.R.
私はメカトロニクス事業部で装置の電気設計をしており、ソフト設計の仕事を多く手がけています。具体的には装置を動かすためのプログラミング、ユーザーインタフェイス画面の作成、生産管理のプログラミングなどになります。
M.H.M.H.
私はエレクトロニクス事業部におりまして、電源機器の電気回路設計者として、回路設計・部品選定・図面作成・実験・製品化・部署間調整・顧客対応などをしています。
稲葉稲葉
最後は私ですね。オリジンの代表取締役社長の稲葉です。1987年に入社して、その3分の2を営業として過ごしてきました。ずっと半導体の営業で、2023年6月に代表取締役社長に就任しました。

F.Y.F.Y.
そうそう社長は営業畑出身なんですよね。私も営業なので共通点がありそうです。
稲葉稲葉
今日の対談では営業はひとりだけでしたよね。どうですか営業の立場から見た社内の雰囲気は?
F.Y.F.Y.
気軽に相談しやすいフレンドリーな雰囲気があります。人間味のある感じでしょうか。コンポーネント事業部だけかもしれませんが、メーカーにしては役職や年齢に関わらずノリがいい。営業なので、技術の方々とブレストなどを行うことも多いのですが、その企画いいね!とか言いながらよく盛り上がっています。
K.S.K.S.
確かに社員同士のコミュニケーションが取りやすい。同僚は何でも気軽に話ができる関係性、先輩・上司は判断に迷ったときなどに相談しやすい関係性ができています。仕事の話以外の雑談もよくします。食堂や休憩室では営業の方や他部署の方と仕事から趣味まで色々話しますよ。ゴルフやサッカーの話題が多いですね。
M.H.M.H.
サッカーの話が出ましたが、本社や工場にそれぞれサッカーチームやフットサルチームがあります。私もK.S.さんも所属してます。
K.R.K.R.
私の部署は、電気設計とメカ設計の席が背中合わせに配置されていて、ちょっと迷っている点について隣の席と話していると、近くの席の人もすぐに話に加わって来ます。気軽な相談がとてもしやすい。私は現在小さな子供がいて時短勤務をしているので、毎日なんとか仕事を終わらせないといけない。どうにか終わらせるために、みなさんに協力してもらうこともしばしばです。ちなみに、社長が入社された頃のオリジンはどうでしたか?
稲葉稲葉
話しやすい、風通しがいいという文化は変わらないかもしれないですね。私は働きやすい環境の第一歩は挨拶からだと思っているので、挨拶を皮切りに風通しのよいコミュニケーションがもっと社内に広がってほしいと思っています。なので、挨拶は大切にしてくださいね。

働きやすさ、やりがい、挑戦。

テーマ2今後は風通しのよさを部署間にも広げていこう

稲葉稲葉
食堂やサッカーチームなどでは 交流があるとのことでしたが、それ以外に普段、他事業部と関わることはありますか?
K.S.K.S.
それはあまりないかもしれません。私の事業部は製造工場に全ての部署があるので、他事業部と関わっている人は少ないと思います。
F.Y.F.Y.
私は営業ですので他事業部と話す機会はあります。展示会へ一緒に行ったり、ホームページの話をしたりなどしていますよ。話してみるとみなさん、他の事業部のことは気になっているみたいです。
稲葉稲葉
その他の技術部門のみなさんはどうです?
M.H.M.H.
積極的に交流する人としない人に分かれると思いますね。私は積極的なタイプ。業務的にも仕事を依頼する側なので、依頼する部署の方にも目的を共有し、少しでも前向きに働いてもらいたいと考えています。社外にも出たいタイプですね。個人的には、自分に与えられた仕事に集中し、ベストな成果を出そうとしているタイプの人の方が多いと思います。
K.S.K.S.
ものづくりの仕事は、2つのタイプが両方いて成立するものだと私は思いますね。できるところ、できないところをお互いにサポートし合う形がいいのかなと。
稲葉稲葉
そう、目の前の仕事に専念していいものをつくるスペシャリスト的な人がいてもいいし、広い視野で仕事や人間関係をつくっていくゼネラリスト的な素養を持つ人がいてもいい。その両方が必要。各々がうまく育って伸びていくのがいいと思います。どちらの方が応募されても活躍できる環境はあると思う。ただ、企業全体を見ると各事業部を超えて物事を俯瞰で見られる人が少ない印象はある。各事業部が自分の事業の中だけでがんばっていてもいつかは限界が来る。事業部の壁を壊してシナジーを生まないと立ち行かなくなってくるというのも事実です。そのために部署間の異動をもっと進めていこうと今は考えています。新しい事業、新しい製品、新しい市場へと踏み出すために大切な“広い視野を持った人”が、これからのオリジンにはもっと必要だと感じます。

働きやすさ、やりがい、挑戦。

テーマ3社員のやる気はどうしたら引き出せる?

F.Y.F.Y.
そういえばこの対談のテーマのひとつに“やりがい”がありましたよね。私の場合は営業なので、売上という数字となって出てくるのでわかりやすい。あと、お客様から製品を採用される点数が増えるのもモチベーションになります。技術者の場合どうですか?
K.S.K.S.
私が所属する事業部は車関係の塗料が7割。なので、世の中の目に触れやすく普段の生活の中で見つけたときはやりがいを感じますね。あと、人によるかもしれませんが会社から表彰・評価されることもやりがいにつながるかもしれません。人間、褒められたい生き物ですし。今も色々な表彰制度・評価制度はありますが、もっと身近に感じられるような制度になると、もっとリアリティのあるモチベーションになるのではないでしょうか。
稲葉稲葉
表彰は事業部や部署単位で業績や業務改善に貢献したチームに行っています。身近な感じがしないのは部署全体での表彰であることも影響しているのかもしれませんね。とはいえ、最近では若手を対象とした表彰が2023年から始まっています。その年に特別な貢献をした入社3年目までの個人もしくは少数精鋭のチームを各部署が推薦し、協議をして表彰する制度です。評価制度についてはここ数年で少しずつ進歩してきていて、ちょっと前までは管理職レベルなどが中心だった評価制度を今は一般職にまで広げていっています。社員のみなさんからすると色々な声があるかとも思いますが、まだまだ評価制度の歴史は浅いので、手探りでいろいろ改善していっている段階です。
K.S.K.S.
表彰は報奨金が出ますよね。
M.H.M.H.
ちなみに私が以前報奨金をもらったときは、リーダーの発案で、生産場所だった子会社で働いていた約50人の従業員さん全員に、取引先のお客様にゆかりのある今治のタオルをプレゼントしましたよ。試作から量産の生産まで全面協力してくれて、感謝の気持ち込めて贈りました。
F.Y.F.Y.
ほっこりとしたオリジンらしい話だ(笑)。

働きやすさ、やりがい、挑戦。

テーマ4会社も社員も、もっと変革と挑戦を

K.R.K.R.
先ほど若手の表彰の話がありましたが、若手の成果といえば、私の事業部で入社間もない新入社員のチャレンジが活きてきて1つの課題が解決に向かっているんです。ソフトの設計は設計が終わると実際に動かす工程に進むわけですが、今まではソフトをいきなり機械に入れて動かしていたんです。でもその若手がシミュレーションをやったほうがいいと提案してきて。以前から話に上がることはあったのですけれども、面倒な部分や部署にそぐわない部分もあり手をつけていませんでした。でも今回は試しにやってみようと上長もその意見を受け入れて実際にその若手がシミュレーターの作成をしたのです。そうしたらその出来に、うちにはそぐわないと思われていた風向きが一気に変わり、現在、時間短縮に貢献する仕組みが構築できつつあります。
K.S.K.S.
確かに通例や慣例は知見であるので技術的に正しいことが多いのだけれど、その知見を知らない若手の発想が解決につながることもある。私も若手がアイディアを出してきたら、すぐに否定するのではなく、まずやってみたらと言うようにしています。もしうまくいけばそれは素晴らしいし、失敗しても自分で体感したほうが深い経験になる。
K.R.K.R.
失敗しても、前向きに次どうしたらいいかを考えればいいという風土があるから、挑戦ができるんですよね。
稲葉稲葉
新しいことへの挑戦は何も社員みなさんの話だけじゃないんです。オリジンという企業自体もここ数年で新しいことにチャレンジし変わろうとしている。オリジンは中期事業計画で変革と成長を掲げています。前例主義とか、以前のままで何も変えなくてもいいといった考えを持っていたのでは、成長とはほど遠い。壁を壊して閉塞感を打破しなければならないというメッセージが中期事業計画には込められています。先ほど話に出た表彰制度や部署の壁を壊すこと、部署間の異動を増やしていくこともそれらのひとつ。色々な“変える”を実践していきたい。今、変革と成長への想いが少しずつ浸透して各事業部で新しい芽が生まれつつあると感じます。スマートエネルギー市場への参入、ひとつの商材だけに頼らず新しい柱をつくろうとする気概などです。オリジンは会社と一緒に変革しながら挑戦していける人がドンドン増えていくことを期待しています。