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研究開発本部 M.M.

  • 研究開発本部

2017年入社 理学部物理学科専攻 M.M.

新しい発見をしたいという想いが
私をこの仕事に導いてくれた。

大学では素粒子物理学の研究をしていました。現在は自動車のバックドアや産業機械などに使われているトルクリミッタの開発を行っています。

Q 1普段はどんなお仕事をされていますか?

オリジンでは、世の中の至るところで目にする自動車や電車などに使用される、数多くの製品を開発しています。私が開発を手がけているトルクリミッタは、自動車のバックドアに使用されていて、開閉時などに過度な力がかかっても設備が損傷しないように負荷を抑制する部品です。普段は出社後に実験室へ向かい、条件を振ったいくつもの製品サンプルを作製し、データを収集するところから始めます。そのデータをまとめて考察を加え、上司や先輩とミーティングを行い、結果について議論し、次の検証内容を検討する、というのが一日の流れになっています。社内で実験や検証を行っていることが多いのですが、技術を高めるためにセミナーに参加したり、お客様のところに出向いて、開発に携わった製品の説明をしたり、導入のサポートをすることもあります。

Q 2オリジンに入社する前と後では印象の違いはありましたか?

オリジンに入社して感じたのは思ったより自由だということです。スケジュールは自分の裁量である程度決められますし、好きなときに休暇も取りやすい。1日休みだけではなく、半日休み、時間休みと細かく取ることもできます。入社のきっかけは就職活動中に行われていた先輩社員との座談会。
その時の先輩の雰囲気がとてもよかったのが印象的でした。それは入社後も変わらず、上司や先輩が若手の意見に耳を傾けてくれたり、風通しのよさを感じます。私がこの研究テーマをやりたいと志願したら、受け入れてもらったこともあります。

Q 3現在の研究職に興味を持ったのはなぜですか?

もともと私は日常にあるものはどんな仕組みなのかに興味のある学生でした。さらに高校に入って出会った物理の先生のおかげで、日常には物理法則があふれていることに興味を持ち、もっと面白い発見をしたいという想いが強くなり、大学では物理学科に進学しました。研究開発職に興味を持ったのは、面白い発見を製品という形にしていきたいと思ったから。オリジンの研究開発本部を志望したのは、オリジンは4分野の大きく違う事業を持っており、この部署がそのどこにも属していない、でも4事業すべてに関われる部署だと思ったから。多方面の研究に携わることができると考えたからです。

Q 4この仕事は、どんなところが楽しいですか?

いままでになかったことを実現させるということは、誰も歩んだことのない道を切り拓くということ。ですので、その道のりはすべて手探りになります。仮説と検証の繰り返しで、仮説通りにいかない、思わぬ結果となった、なんてことは日常茶飯事です。大学での研究と違うのは、目的が製品開発だということ。製造コストや開発スケジュールなどを考慮しないわけにはいきません。限られた時間の中で、技術の追求と、その技術をどのように製品へ落とし込むかを考え実現させる。そこが難しいところでもあり、この仕事の面白さでもありますね。