メカトロニクス事業部 管理部 M.T.

主な仕事はメカトロニクス事業部で手がける装置においての製造にかかる原価の管理です。見積り原価と実際の原価に差異がないかを確認し、数字が乖離している場合は原因を調査します。また、装置を製造する際にかかる経費の処理や実際購入している部品の受け入れ処理が適切に行われているかなどもあわせて確認を行い、誤りがある場合には関係者に報告し、適切な処理がされるよう依頼することも仕事です。装置が完成した際には最終的にかかった費用などを資料にまとめ、部内に周知するといったこともします。原価管理は利益の確保やリスク管理につながる重要な業務。原価計算が緻密に行われると無駄なコストをカットでき、財務状況の改善が見込めます。私の作成した資料が今後の装置製作の際に役立てられるところにやりがいを感じますね。

上司や先輩方が言ってくださった「周りを巻き込んで仕事をしていいんだよ」という言葉が印象に残っています。もしかしたら忙しいかもしれないと思い、先輩方に話しかけていいかどうか躊躇することも多かったのですが、実際に質問をすると、みなさん手を止めて聞いてくれます。まだ全然交流のできていなかった入社当時などは先輩方から話しかけてくださるなど、とてもフランクな職場だと感じていました。他にも言われて心に刺さった言葉で「あなたなら大丈夫」という言葉があります。長年担当された前任の方から原価管理の業務を引き継ぎ、初めて自分が主体となって業務を行った際にかけられた言葉です。入社1年目だったので不安が大きかったのですが、前任者の丁寧な引継ぎと上司や先輩方にサポートしていただいたおかげで大きな問題も起こらずスケジュール通りに進められました。とても嬉しかったことを覚えています。

装置に関わる原価などの集計データの違和感に敏感でいないといけないところが難しいです。ただ数字を見ているだけでは誤りに気づけないので、どのような経緯で費用が発生しているかといった背景も含め、各担当者（購買・技術・営業）に細かく確認をとりながら整合性のある資料作りに努めています。　メカトロニクス事業部で製造される装置に使われる部品は少ないものでも100種類以上。ものによっては500種類を超える装置もありますので、一つひとつ確認するのは大変です。部品の購入費用だけではなく交通費や人件費なども扱うのでチェックをする量は膨大ですが、データの誤りの元にたどり着けたときは謎解きが解けたような感覚で、達成感や気持ちのよさがあります。普段は特段細かい性格というわけではないのですが、仕事で数字を詳細に見て行く作業は苦になりませんね。むしろ向いているかもしれません。

オリジンは休暇制度や福利厚生が手厚いので、仕事と私生活の両方を充実させやすい環境が整っていると思います。私は就職活動をする際に、福利厚生がしっかりしていて休みがちゃんと取れる企業であることを大事にしていました。土日祝日はしっかり休めますし、有給も多い方だと思います。私は美術館巡りや音楽ライブ、映画やミュージカルを観に行くなど趣味が多いので、オンオフをしっかり切り替えられるオリジンは働きやすいです。あと、育休産休の制度が手厚く、職場復帰しやすいというのも感じます。女性の先輩で育休産休から復帰した方や、時短勤務で働いている方も多くいらっしゃいます。事業部の中には男性で育休を取得された方もいました。仕事で集中力を保ちながら成果の向上を求めるには、私生活の充実やリフレッシュは必要不可欠だと思うので、オリジンの職場環境や制度には満足しています。