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エレクトロニクス事業部 技術部 K.D.

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2015年入社 電子制御工学専攻 K.D.

必要なのは知識に基づいた発想力。
未知の世界に飛び込んだからこそ見えた景色。

電子制御工学科出身でありながら、構造設計の世界に飛び込んだ一風変わった経歴の持ち主。新しい世界に飛び込んだ彼をバックアップしてくれたのは、上司や先輩でした。

Q 1普段はどんなお仕事をされていますか?

現在は医療機器用電源の筐体設計を行っています。具体的には外箱のデザインや、電源内の部品配置検討が主な業務内容です。医療用製品の場合様々な観点での厳しい規格が定められており、電源内に使用する材料や、守るべき部品同士の距離などが決まっています。そういった制約の中で、例えるならパズルを解くように、どうしたら小型化できるか、どうしたら最適化できるかを考え奮闘する毎日です。この仕事に必要なのは知識に基づいた発想力。定められた規格に関わる材料や部品の知識習得と、謎解きの答えを導くときにも似た発想力を磨くことで、筐体設計の最適解を導きだしていく。それが私の仕事です。

Q 2オリジンに入社する前は、どんなことを学んでいたのですか?

学校では電子制御工学科に所属しており、その名の通り電気について学んでいました。研究室では電気回路系の研究をしており、インターンシップの際に研究室の先生から紹介されたのがオリジンを知ったきっかけです。入社後、配属先を決めるころに「構造設計に適性があるから、もし興味があるならやってみない?」と言われ、工業デザインは以前から興味があったので、未知の分野ではあるけれどやってみたいと思いこの世界に飛び込みました。実際に仕事をしてみると分からないこともたくさんありましたが、上司や先輩が親身になって答えてくれました。困ったことがあれば相談に乗ってくれるこの社風があったからこそ、こうやってゼロからでも成長できたのだと思います。

Q 3いまの仕事のどんなところにやりがいを感じていますか?

ひとつ目は、頭の中で考え設計してきたものがカタチとなり実物になったとき。実際に完成品を手で触れたときの、この上ない達成感はみなさんにも味わってほしいです。もうひとつは、理論立てて考えた仮説と、実際に起きた現象がドンピシャにあったときの気持ちよさ。これも何ものにも代えがたい喜びがあります。自分のスキルを確認することができ、自己肯定感にもつながりますね。また、入社して間もないころに携わった製品の増産が決まって製品がたくさん売れたということで、私たちのチームが社内賞をいただいたときも嬉しかったです。人間、表彰されるというのはやっぱりうれしい。仕事へのモチベーションとなりました。

Q 4仕事上で言われた印象に残っている言葉を聞かせてください。

ひとつ目は「ミスは悪いことではなく、より多くの仕事をしたことの証明である。」という言葉です。大きな失敗を起こして落ち込んでいるときに、課長が言ってくれました。ミスはチャレンジの裏返しであり、チャレンジがなければミスもないという考え方は当時の自分をとても救ってくれました。もうひとつは、「お祭りだと思いなさい、楽しんだもの勝ちだから。」という一言。お客様に試作品を納入する寸前で大きな問題が起きて、対応策を考えているときに先輩から言われた言葉でした。当時の自分では絶対にたどり着けない発想で、そのお陰で焦りから解放され問題を解決し結果を出す事ができました。その言葉がなかったら、ピンチは乗り越えられなかったと思います。