本文へジャンプ

経営企画本部からのメッセージ

杉山 泰之

世界の新型コロナウィルス感染症への対策も徐々に緩和され、国内でも通常の経済活動が戻ってきています。しかしながら、半導体不足による生産活動の制限、ウクライナ情勢による資源価格の高騰の継続、電力料金の急騰、加えて世界的な金融引き締めが進むことによる景気の下振れ懸念、不安定な為替相場など、先行きが不透明な状況が続いています。

オリジングループでは、2022年4月から5ヶ年中期経営計画(Change&Growth2026)をスタートさせています。その中では、『変革』と『成長』をテーマに掲げ、『ニッチ・トップ』を目指して、技術の優位性によりお客様の戦略的なパートナーとして事業活動を進めていくこととしています。すでに、「事業」、「技術」、「営業」、「カルチャー」、「コスト構造」、「コミュニケーション」の6つの『変革』に取り組んでいます。

2023年3月31日には、東京証券取引所より、「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について」の要請が成されました。オリジングループでは、中期経営計画において、事業ポートフォリオに関する基本方針を定め、ROICを用いてセグメント毎に収益性を把握した上で事業セグメント毎の方向性、事業戦略を立案して事業活動を進めているところですが、26年3月期でのROE7%以上の達成、また、低迷するPBRの改善に向けては、より一層の経営努力が必要な状況と認識しています。

生成AI技術の活用が非常に短期間に世界中で進展しているように、事業環境の変化のスピードはコロナ禍より加速しています。オリジングループは、『成長』に向けて、デジタル技術の積極的な活用(DX)、サステナビリティ経営の推進(SX)、戦略分野への資源集中、不採算分野の事業縮小・撤退、コア技術を基盤とした事業領域の拡大、などに、全社員が一人称でこれまで以上のスピードで挑戦して参ります。

ステークホルダーの皆さまにおかれましては、今後も変わらぬご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

常務執行役員 CSO
杉山泰之