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サステナビリティ責任者のメッセージ

サステナビリティ責任者

気候変動等の地球環境問題、貧困、経済格差や人権問題の顕在化、さらに新型コロナウィルス感染症の拡大、ウクライナへのロシアの侵攻、また、それらにともなう、グローバルサプライチェーンのリスクなど、世界規模で不確実性の非常に高いVUCAの時代に直面しています。

このような状況のなか、サステナビリティ経営への取り組みがより一層重要になってきています。

株式会社オリジンは、その経営理念で、人類社会に役立つ存在感あふれ、新たな価値を創造し社会に貢献する企業を目指し、「開かれた企業」、「独自性ある企業」、「自己実現の場である企業」となることを謳っています。また、その独自性には、『オンリーワンの技術を磨く』とあり、技術力を経営の根幹としています。

2021年に、株式会社オリジンは、持続可能な社会実現の取り組みを加速するため、サステナビリティ委員会を設置するとともに、サステナビリティ基本方針、2050年のカーボンニュートラル実現に向け、2030年に自社分のCO2排出量を2015年の排出量を基準として50%削減する中期削減目標を決定いたしました。

具体的には、サステナビリティ基本方針にもとづき、「社会課題の解決とオリジンの持続的成長」、「ガバナンス強化」、「人権啓発の推進と人材育成」、「製品の安全と品質」、「環境保全(気候変動問題への対処、CO2排出量削減)」の5つのマテリアリティを特定し、取り組みに着手しています。さらに、CO2排出量削減に向けて、Scope3の算定も開始しました。サプライチェーン全体で公正な事業活動や、CO2排出量削減に取り組むため、調達パートナーの皆様とも協力して進めていきたいと考えています。

持続的な企業価値向上にむけて、私たちオリジングループは、様々な、社会環境の動きを捉えながら、経営理念、サステナビリティ基本方針のもと、オリジンの強みである技術を核とした経営資源を活用し、事業を展開していきます。中期経営計画の『ニッチ・トップ』を目指した「変革」と「成長」のもと、新たな技術の探索、新規事業の創出を進め、お客様に安心と快適を提供し、社会課題の解決にも貢献して参ります。

ステークホルダーの皆さまにおかれましては、今後も変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

常務執行役員 CSO
杉山泰之