オリジンは、持続的な企業価値向上に向けて、経営理念、サステナビリティ基本方針のもと、世界中の全ての人が持っている基本的な権利である人権の尊重を事業活動における最も基本的な要件の一つとして捉えています。当社は国際労働機関(ILO)「労働における基本的原則及び権利に関するILO宣言」、国連「グローバルコンパクトの4分野10原則」・「ビジネスと人権に関する指導原則」などの人権に関する国際原則や規範を支持、尊重するとともに、それらに基づいて人権方針を策定しています。
オリジンでは、「コンプライアンスマニュアル」に、お互いに他人の価値観や人格を尊重し、人種、宗教、国籍、年齢、性別、出身地などで差別しないと定め、人権意識に根差した事業活動ができるように、全従業員を対象に研修や意識啓発を行っています。
従業員からの職場環境(労働条件、安全衛生、ハラスメント等)に関する個人的な相談や苦情に関する内部及び外部委託窓口を設け、良好な職場環境の維持や従業員のメンタルヘルスの維持、コンプライアンス経営の強化に取り組んでいます。
当社は、経営理念である「人類社会に役立つ存在感あふれる、開かれた、独自性ある、自己実現の場である企業」を実現するため、従業員の健康が企業活動の重要な基盤であると考え、従業員の健康保持・増進に取り組むことを宣言します。
従業員一人ひとりが能力を最大限に発揮できるよう、活き活きと働ける職場環境の整備と、ご家族を含めた心と体の健康づくりに積極的に取り組みます。
株式会社オリジン
代表取締役社長 稲葉英樹
健康経営に取り組むことにより、従業員が万全のコンディションで働けること、また、コミュニケーションの活性化や従業員が高いモチベーションをもって活き活きと働きやすい職場環境づくりを実現することにより中長期的な企業価値の向上をめざすことを目的としています。
代表取締役社長が健康経営最高責任者として健康経営を牽引するとともに、委員長である担当役員と健康経営推進委員が中心となり、産業医、事業所・工場看護師、健康保険組合と連携し従業員の健康づくりを推進していきます。
2022年度 | 2023年度 | |
---|---|---|
定期健康診断受診率 | 99.8% | 99.7% |
特定保健指導対象者率 | 14.5% | 15.3% |
高血圧リスク保有者率 | 18.5% | 16.6% |
喫煙率 | 18.7% | 18.2% |
運動実施率 | 41.4% | 44.3% |
当社は、2023年4月1日より健康経営推進委員会を設置し、積極的に健康経営に取り組み、2024年3月11日に経済産業省と日本健康会議が共同で推進する『健康経営優良法人2024(大規模部門)』に認定されました。引き続き、健康経営を推進します。
当社では、常に顧客と社会から信頼される「オリジン」を目指し、全ての職場で安全衛生を最優先に行動いたします。安全衛生活動を企業経営の基盤として、我が社で働く人及び地域社会の安全・健康に及ぼす影響が最小限となるよう、企業活動の安全衛生を管理し、自負できる職場を目指します。(株式会社オリジン 安全衛生基本方針より)
各拠点では毎月1回の安全衛生委員会を開催し、労働者と会社との間で安全衛生に関する情報を共有し、調査審議を行っています。
労働災害発生件数 | 度数率 | 強度率 | ||
---|---|---|---|---|
休業 | 不休業 | |||
2023年度 | 0 | 3 | 2.89 | 0.00 |
2022年度 | 0 | 0 | 0.00 | 0.00 |
事業所には看護師を配置し、健康や医療、メンタルヘルスの悩みの解消に向けた相談体制を整えています。
また社員に昼食(お弁当)を現物支給しており、一部のエリアでは生活習慣予防に配慮したお弁当を選ぶこともでき、健康に配慮した取り組みもはじめています。
お弁当も、地産地消・食材や健康へのこだわりをもった地元企業から支給してもらい、地域にねざした企業活動を続けています。
オリジンの本社事業所は、2021年10月、埼玉県健康宣言事業所として認定されました。
オリジンは、事業所における従業員等の健康に配慮した経営を促進するため、健康経営に取り組んでいます。
この経営理念実現のため、人材育成を通じた組織強化が重要であると認識し、「新⼊社員教育」をはじめ「階層別研修」を毎年実施しています。
年度 | 2021 | 2022 | 2023 |
---|---|---|---|
比率 | 100% | 100% | 54% |
公表日:2024年7月1日
※労働施策総合推進法に基づく中途採用比率の公表
子育て応援制度による女性の働き方支援に取り組んでいます。また、障がい者雇用や外国人雇用をはじめ社内のダイバーシティを推進しています。このような取り組みが評価され、埼玉県から「多様な働き方実践企業」プラチナ(最上位区分)の認定を受けています。
定年退職後も技能や知識を活かす場を提供するため、60歳定年以降、65歳までの再雇用制度を採用しています。直近3年間では、定年退職者のほぼ全員が再雇用を希望し、引き続き勤務されています。
多様で柔軟な働き方を推進していく取り組みのひとつとして、キャリア採用(中途採用)の雇用も継続して行っています。即戦力として活躍できるだけなく、ご自身の経験とこれまで培ってきた能力を活かし新たなシナジー創出へ向けて歩み続けています。
障がい者の方の採用については、ハローワークとの連携を図るなど、積極的な取り組みを行っています。
また、社員が安心して働くことのできる職場を提供しています。
オリジンでは、従業員がその能力を充分に発揮するため、仕事と生活の調和を図る働きやすい職場環境づくりの取り組みとして、週1回の「ノー残業デー」の実施、5日間の夏季休業日(会社休日)の設定、年次有給休暇の計画的付与等により総実労働時間の短縮に努めています。
また、従業員の休暇制度や育児・介護を支援する制度については、一部法律を上回る制度を取り⼊れるなど、ワークライフバランスへの取り組みを推進しています。
項目 | 内容 | |
---|---|---|
休日・休暇 | 会社休日 | 土曜日、日曜日、国民の祝日、年末年始(12/30~1/4)、会社創立記念日(5/1)、夏季休業日(連続5日間) |
年次有給休暇 | 勤続年数に応じて17~21日/年(取得単位:1日・半日・1時間) ※有効期間3年 |
|
生理休暇(有給) | 必要日数 | |
出産・育児 | 産前産後の休暇(有給) | 産前休暇:出産予定日前45日以内(多胎妊娠の場合は101日以内) 産後休暇:70日 ※産前産後を通じ101日(多胎157日) |
「つわり」により遅刻扱いとしない制度(有給) | 1日2時間以内、妊娠届出から84日間 | |
妊婦の通院休暇(有給) | 通算18日 | |
育児時間(有給) | 1日2回計120分以内(1回30分単位)、子が1歳まで | |
育児短縮勤務(無給※) | 1日2回計150分以内(1回15分単位)、子が小学校6年生まで ※無給(ただし賞与は子が2歳に達するまで有給) |
|
介護 | 介護休業(無給) | 対象家族1人につき、既取得休業を通算し365日以内 |
介護短縮勤務(無給) | 回数・期間は無制限 | |
看護・介護 | 子の看護休暇、介護休暇(無給) | 1年間につき5日(対象家族が2人以上の場合10日)(取得単位:15分) |
⼩⼭市より、働きやすい環境づくりに積極的に取り組んでいる事業者として、間々⽥⼯場が「⼩⼭市ワーク・ライフ・バランス推進事業者」に認定されました。
株式会社オリジンは1969年に健康保険組合を設立し、2024年6月に55周年を迎えました。組合設立当初より、成人病予防健診や、予防注射補助制度などの疾病予防事業に力を入れ、従業員の健康管理に取り組んでいます。
現在は、女性特有のがん検診や、歯科健診、家族の健康診断を実施しているほか、Webを利用したウォーキングイベントや、メンタルヘルスカウンセリング、禁煙サポート事業等、国の成長戦略で義務付けられた「データヘルス計画」を基に従業員の健康状態を分析し効果的な保健事業を実施しています。また、会社とのコラボヘルスで、生活習慣病の重症化予防を目的とした保健指導や、従業員のヘルスリテラシー向上のための健康講演会を実施するなど、今まで以上に会社と連携を図り、従業員の健康管理のサポートに努めています。